サムライDiary

教材販売店に勤めています。資格のことや日常など。

ITパスポート①(ITパスポート試験概要)

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今回は私が2022年2月に受験し、1発合格した「ITパスポート」の概要をご紹介します。

ITパスポート(以下iパス)は、ITを利活用するすべての社会人・これから社会人となる学生が備えておくべき、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。
GIGAスクール構想における学校の先生方にもオススメな資格ですが、私は教材販売店の方々に強くオススメしたい資格であると思っています。

--ITパスポート試験の概要--

ITに関する基礎知識を証明できるITパスポートは、経済産業省所管の国家試験です。仕事をするうえで備えておきたい情報技術について、基礎的な知識を持っているかが問われます。試験は、独立行政法人情報処理推進機構IPA)が実施しており、情報処理技術者試験のなかでは最も基礎的な試験で、上級レベルである「情報セキュリティマネジメント試験」や「基本情報技術者試験」などを取得していくための入門編となっています。

ITパスポート試験の難易度・合格率】

ITパスポート試験では以下の3分野から出題されます。

ストラテジ系……企業と法務、経営戦略、システム戦略
マネジメント系……開発技術、プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント
テクノロジ系……基礎理論、コンピュータシステム、技術要素

令和2年度の受験者数は、IPAが公表しているデータによると13万1788人で、合格者数は7万7512人、合格率は58.8%でした。合格率は例年50%前後であり、同じく情報系の試験である、基本情報技術者試験の20%台などと比べると、合格しやすい試験と考えられます。

ITパスポートは受験資格を特に設けていないため、高校生でも受験できますが、令和3年度(4〜10月)の結果を見てみると高校生の合格率は26.1%と低めです。大学生は53.6%、大学院生は70.4%、社会人は60.6%となっています。

社会人は業務を通じて得たスキルが身に付いているため、高校生や大学生より高い合格率に表れている可能性があります。

ITパスポート試験の合格点】

試験では、120分以内に約100問に解答する必要があり、効率よく時間を使わなくてはいけません。

ITパスポート試験では、コンピュータを用いたCBT(Computer Based Testing)方式が採用されており、受験者ごとに出題される問題が異なります。そこで、採点結果に不平等が生じないよう採点はIRT(項目応答理論)方式を導入しています。合格するためには、総合評価点が600/1,000点以上であり、かつ分野別評価点も3つの分野それぞれで300/1,000点以上が必要です。

ITパスポート試験の試験日や受験できる場所】

ITパスポート試験は、47都道府県のさまざまな会場で毎月実施されています。主に土日に行われていますが、会場ごとに試験のスケジュールも異なるので、詳しくはITパスポート試験の公式サイトで確認してください。地図のなかから希望の都道府県をクリックすると、会場と数か月先までの日程を確認できます。

【ITパスポートの受験方法】

ITパスポート試験のホームページから利用者メニューへログインします。利用者ID、パスワードを入力します。IDがなければ登録します。受験関連メニューから「受験申込」を選択し、指示に従って入力します。

受験を希望する地域、試験会場、試験日、試験開始時間を選択します。さらに、受験手数料5,700円(税込)の支払い方法をクレジットカード、ITパスポート専用の前売り電子チケット(バウチャー)、コンビニから選んで申し込みます。

申込完了後、登録したメールアドレス宛てに確認票発行のお知らせが届くのでダウンロードし、試験会場に持参します。ダウンロードができなければ、受験番号、利用者ID、確認コードを控えて持っていくようにします。

なお、受験手数料は令和4年4月以降実施の試験から7,500円(税込)に改定されます。

--まとめ--

ITパスポート試験はITだけではなく、法務などのビジネス的な知識も必要とされる試験のため、デスクワーク系の職種では、就職活動のアピール材料になります。また、経済産業省が管轄する情報処理技術者試験には、他にもさまざまなIT系の上級試験があります。本格的にITエンジニアなどを目指したい人は、まずはITパスポートから挑戦してみるのもおすすめです。
勉強に必要な時間は、もともとのITやビジネスに関する知識によって異なってきます。基礎的な知識がある場合は100時間程度で合格したという人もいます。一方、知識が乏しければそれ以上の勉強が必要となるかもしれません。

--参考--

www3.jitec.ipa.go.jp

https://jp.indeed.com/career-advice/career-development/it-passport-test?aceid=&gclid=CjwKCAjwhNWZBhB_EiwAPzlhNjdJ_lh_2TkVpBkDj77s8TuexaCGTO4dvP7P2Y9RVxdLqSgyt23sxBoCBL0QAvD_BwE&gclsrc=aw.ds

ICT支援員③(合格までのオススメ勉強法)

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今回は私が1発合格したICT支援員認定試験のおすすめ勉強方法を紹介します。
私の経験を元に、具体的な勉強方法を考えました。

ICT支援員認定試験の詳細については、↓の記事に記載しています。
試験の内容等は割愛させていただきます。

mocchiikun.hatenablog.com

 

--ICT支援員認定試験に合格するための勉強法--

【A領域勉強方法】
ICT支援員ハンドブックICT教育環境整備ハンドブック2022、日本標準から出版されている学校のICT活用・GIGAスクール構想を支えるICT支援員をテキストとして読み込み、教育情報科コーディネータ3級の過去問題を3年分行いましょう。ICT支援員認定試験の過去問題は公開されていません。公式のサイトにも教育情報科コーディネータ3級程度の知識が必要であると書かれていますので、知識の定着のために必ず行いましょう。

ICT支援員ハンドブック、ICT教育環境整備ハンドブック2022は下記にて無料で手に入れることができます。

ICT支援員ハンドブック
http://www.cec.or.jp/cecre/ictsup/ictup_book.pdf

www.japet.or.jp

教育情報科コーディネータ3級の過去問題は下記にて購入することができます。3年分は購入することをオススメします。

jnk4.info

学校のICT活用・GIGAスクール構想を支えるICT支援員は下記にAmazonのリンクを記載します。

テキストの読み込み→過去問のサイクルを3回転させて知識を定着させましょう。
またWi-Fiの規格等、テキストに記載されていない内容についてはインターネット等で調べて理解を深めましょう。

 

【B領域勉強方法】

B領域は事前に対策は行わなくても大丈夫だと思います。
B領域は、提示された課題について、
期限内に解答を動画にて撮影し提出します。

ICT支援員として学校現場で日常的に遭遇する内容への問題解決、あるいは、技術的な内容について、わかりやすく説明するといった課題が出されます。
評価観点は、「問題場面を的確に把握できているか」「先生方にその状況や対応を的確に説明できるか」に重点が置かれます。

A領域に合格後、課題が提示されてからインターネット等で調べ原稿を作成しましょう。撮影は話すテンポ、表情などに気をつけ、納得できるまで撮り直してから提出しましょう。

 

ICT支援員②(私が合格した勉強方法)

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今回は私がICT支援員認定試験に1発合格できた勉強方法を紹介します。

ICT支援員認定試験の詳細については、↓の記事に記載しています。

mocchiikun.hatenablog.com

 

--ICT支援員認定試験に合格した勉強法--

それぞれの領域の出題内容について、全体像をみてみましょう。

≪A領域≫
まずはA領域についてです。
ここでは、実際の教育現場で要求される知識や能力を問う、様々な内容の問題が出題されます。

【出題内容】
教育現場や情報技術などでの基本的用語
教育現場で利用されるアプリケーションソフトやファイルの操作
現場で生じる問題に対する状況判断や対応
教育現場で利用されるハードウエアやソフトの設定
学校特有の問題に関する理解(職務、子どもの扱いなど)
・情報モラルの指導・セキュリティに関する知識

特徴的なのは「教育現場」「学校特有」という表現が繰り返されている点です。
例えば、試験では「教育の目的、理念、義務教育、学校教育などについて明示されている法令」の名称が問われるなど、ICTとは直接関係のない問題も出題されます。
つまり、ICTに詳しければ良いというわけではなく、学校特有のルールや風土についても理解しておく必要があります。

【A領域勉強方法】
ICT支援員ハンドブックICT教育環境整備ハンドブック2022をテキストとして読み込み、教育情報科コーディネータ3級の過去問題を3年分行いました。ICT支援員認定試験の過去問題は公開されていません。公式のサイトにも教育情報科コーディネータ3級程度の知識が必要であると書かれています。

ICT支援員ハンドブック、ICT教育環境整備ハンドブック2022は下記にて無料で手に入れることができます。

ICT支援員ハンドブック
http://www.cec.or.jp/cecre/ictsup/ictup_book.pdf

www.japet.or.jp

教育情報科コーディネータ3級の過去問題は下記にて購入することができます。3年分は購入することをオススメします。

jnk4.info

また、私が受験した時には発刊されていませんでしたが、下記の書籍が公式サイトで紹介されていました。

私は、テキストの読み込み→過去問のサイクルを3回転させて知識を定着させました。
またWi-Fiの規格等についてはインターネットで調べて理解を深めていました。

 

≪B領域≫
次にB領域についてです。B領域は事前に対策は行いませんでした。
B領域は、提示された課題について、
期限内に解答を動画にて撮影し提出します。

ICT支援員として学校現場で日常的に遭遇する内容への問題解決、あるいは、技術的な内容について、わかりやすく説明するといった課題が出されます。
評価観点は、「問題場面を的確に把握できているか」「先生方にその状況や対応を的確に説明できるか」に重点が置かれます。

私は、課題が提示されてからインターネット等で調べ原稿を作成しました。撮影は話すテンポ、表情などに気をつけ、納得できるまで撮り直してから提出しました。

 

 

ICT支援員①(ICT支援員認定試験の概要)

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今回は私が2021年10月に受験し、1発合格したICT支援員の資格の一つである「ICT支援員認定試験」の概要をご紹介します。

ーーICT支援員認定試験の概要ーー

年2回、全国各地で開催

ICT支援員の資格の一つ、ICT支援員認定試験は、学校の中に入ってICT活用授業の導入をサポートする人材を認定する制度です。試験の実施頻度は年2回、B領域試験(問題分析・説明力を問う試験)で動画提出が必要なのがこの試験の特徴です。ICT支援員は、文部科学省が2022年度までに4校に1人配置を目標に推進しており、人材ニーズが非常に高まっています。受験生の多い資格の一つです。

私的にはICT支援員を目指している方だけではなく、学校の先生方教材販売店の方にもおすすめする価値ある資格だと思います。

【受験資格】
原則として20歳以上

【試験方式】
A領域:実践的知識(36問90分)
〔試験実施日時に受験会場でのコンピューター(CBT)方式〕
B領域:問題分析・説明力
〔試験実施日から5日後に課題を提示、課題に対する動画を課題提示日含めて5日以内に提出〕

【受験料】
13,800円(税込)

【受験会場】
CBT-Solutionsが運営するテストセンター(全国30か所以上)より選択

【試験日】
4~8月の前期、9~3月の後期の年2回

【合格基準】
A・B領域同時に合格する必要がある。
次は、合格要件、合格基準点、合格率についてです。

合格するには、実践的知識を問う「A領域試験」と、問題分析・説明力を問う「B領域試験」の両方を同時に受験して、両方とも合格点に達することが必要です。「今年はA領域に合格したから次のテストでB領域だけ合格すればOK」とはならないので要注意です。

次に合格基準点について。A領域は65点が合格基準点ですが、B領域は非公表です。試験結果も非公開となっていますが、合格率は60~70%くらいと言われています。

ちなみに動画の採点方法ですが、一人の受験者に対し複数(4名以上)の審査員が観点別に評価し、得点化します。(B領域の課題提出者が200名を超えた場合は、A領域の不合格者の評価は行わない場合があります)

 

--参考--

jnk4.info

ICT支援員の資格に合格したい方へ。試験の特徴と勉強法を徹底解説!(出題例つき) | 教育・福祉業界に特化した就職・転職サポートなら【サクシード】

 

 

〜自己紹介〜

初めまして。
サムライと申します。

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資格や教育に関することなどについて、発信していく予定です。
よろしくお願い致します。

2022年9月現在で私が保有している資格(※随時更新予定)
・ICT支援員認定試験
・ITパスポート
・毒物劇物取扱者試験(一般)

今後の目標
日商簿記2級
危険物取扱者乙種4類
第二種電気工事士
・FP3級
社会保険労務士

士業の資格はあくまで目標です…。
(目標・志は高く!!)